英語1560問 TOEIC®テスト文法/単語/リーディング
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スクリーンショット
長所と短所
長所
- TOEIC頻出の文法・単語を1560問で効率よく学べる
- リーディング対策を基礎から段階的に進められる
- 短時間で解ける問題が多く、通勤中の学習に便利
- 間違えた問題を繰り返し解いて弱点を補強できる
- 英語学習の進捗を確認しやすく、継続の励みになる
短所
- 問題数が多いため、すべて終えるにはかなりの時間が必要
- 解説の詳しさは問題によって差がある
- リスニング対策には対応範囲が限られている
- TOEIC以外の英語試験には内容が合わない場合がある
- 長文問題ではスマートフォンの画面がやや読みにくい
TOEIC対策を始めると、単語、文法、リーディング、リスニングを別々の教材で回すことになり、毎日の勉強が散らかりやすいものです。私が試した「英語1560問 TOEIC®テスト文法/単語/リーディング」は、試験向けの問題演習をスマートフォンにまとめて進めたい人に合う教育アプリでした。特に、短い時間で問題を解き、間違いの理由をその場で確認する流れが作りやすい点に魅力があります。
株式会社LATIKAが開発したこのアプリは無料で始められ、対象年齢は3歳以上です。日経新聞やAERAで紹介された言語学習アプリの続編として、TOEIC対策に焦点を絞っています。リスニング問題は700問を超え、文法問題は800問を超える構成で、全問題に音声が付いています。単なる単語帳というより、問題を解きながら試験形式に慣れていくタイプだと感じました。
まずは一周するための基本ワークフロー
最初から完璧を狙わず、問題の種類を見極める
初回からすべてを暗記しようとすると、スマートフォン学習の手軽さが失われます。私なら最初の数日は、正解率を上げることよりも、どの分野で時間を使うのかを確認するために使います。文法で迷うのか、単語の意味が出てこないのか、英文を読む速度が落ちるのかを分けて考えると、その後の使い方がかなり変わります。
たとえば通勤前の短い時間なら、文法問題を数問だけ解いて解説まで読む方法が向いています。昼休みには単語や短い読解を進め、帰宅後は音声を使ってリスニングに取り組む、といった具合です。重要なのは、毎回たくさん解くことではなく、問題を解いた後に「なぜその答えになるのか」を確認する時間を残すことです。
このアプリの解説は、TOEIC満点取得者による詳しい説明を特徴にしています。私は、正解の選択肢だけを覚えるのではなく、他の選択肢がなぜ合わないのかまで読む使い方をおすすめします。文法問題では、語彙の知識だけでなく、品詞、時制、主語と動詞の関係などを見抜く必要があるためです。
間違いを「知識不足」と「判断ミス」に分ける
実際に続ける際に役立ったのは、間違えた問題を同じ種類として扱わないことでした。知らない単語が原因なら、単語の意味と例文を確認する必要があります。一方、知っている単語なのに選択肢を急いで選んだ場合は、知識よりも読み方の問題です。
文法問題では、選択肢を見る前に空欄の前後だけを読み、必要な品詞や時制を予想してから選択肢を確認すると、迷いが減ります。リーディングでは、英文全体を一度に日本語へ置き換えようとせず、主語、動詞、修飾部分を区切って読む方が安定しました。アプリの問題数が多いからこそ、解答後の振り返りを型にしておく価値があります。
音声は正解確認の後に使う
全問に音声が付いている点は、このアプリを単なる問題集として終わらせないための強みです。ただし、最初から音声を聞いて答えを推測すると、聞き取れた雰囲気だけで正解した気になりやすいです。私はまず文字情報だけで解き、答えと解説を確認してから音声を聞く順番が効果的だと感じました。
音声を聞くときは、最初に全体の意味をつかみ、次に聞き取れなかった語句を確認します。その後、英文を見ながらもう一度聞き、最後に画面から目を離して内容を思い出します。この三段階にすると、リスニングを単なる聞き流しにせず、語彙や文構造の復習にもつなげられます。
設定は勉強時間ではなく集中状態に合わせる
問題演習アプリでは、設定を細かく変えるほど有利だと思いがちですが、私は最初にすべてを触る必要はないと思います。まずは出題、解答、解説、音声という基本の流れに慣れ、その後に自分がつまずく部分だけを調整する方が迷いません。
短時間の学習では、一回の開始時に扱う問題数を欲張らないことが大切です。数問だけ解いても、解説を読むなら十分な学習になります。反対に、まとまった時間がある日に同じ分野を続けて解くと、文法の型や単語の使われ方を比較しやすくなります。私は、時間がない日に無理に読解を選ばず、文法や単語で学習を切り上げる方が継続しやすいと感じました。
音声を使う場面も選ぶべきです。静かな場所では英文を見ながら発音や区切りを確認し、移動中のように画面を見にくい場所では、すでに解いた問題の音声復習に回すのが安全です。初見問題を音声だけで解く方法は、集中できる環境で行った方が実力を判断しやすいでしょう。
無料で始める前に考えておきたいこと
無料で利用を始められるのは、試験対策を試してみたい人にとって大きな利点です。一方で、アプリ内には1アイテムあたり600円の購入要素があります。最初から追加購入を前提にするのではなく、無料で触れられる範囲が自分の学習ペースに合うかを見てから判断するのがよいと思います。
購入を検討するなら、「問題数を増やしたいのか」「特定分野を深く練習したいのか」を先に決めるべきです。目的が曖昧なまま追加すると、問題を集めることが勉強の目的になってしまいます。逆に、毎日使う習慣ができ、苦手分野がはっきりしているなら、必要な範囲だけ補う考え方は合理的です。
短時間で回すための解き方と、上達を止める限界
文法問題は選択肢より空欄の役割を見る
文法問題を速く解くには、選択肢を順番に眺めるより、空欄に何が必要かを先に判断する方が有効です。名詞が必要なのか、動詞の形が必要なのか、前置詞が必要なのかを考えるだけで、候補を絞れます。これは知識を増やす作業というより、英文の構造を見る練習です。
私が実践しやすいと思ったのは、間違えた問題について、解説を読んだ後に「空欄の前後にどんな手掛かりがあったか」を一文で言い直す方法です。たとえば時制なら、時間を示す表現や文脈を探します。語法なら、単語単体ではなく、その後ろに続く形まで覚えます。こうすると、正解を丸暗記するより似た問題への対応力が残ります。
単語は意味を一つに固定しない
TOEICの単語は、日常会話でよく使う意味と、職場や案内文で使われる意味が異なることがあります。アプリで単語問題に取り組むときは、正解の日本語だけを書き留めるのではなく、英文の中でどんな役割を持っていたかを確認してください。
おすすめは、間違えた単語を「知らなかった語」「知っていたが文脈で迷った語」「似た語と混同した語」に分けることです。三つを同じ方法で復習すると効率が落ちます。知らなかった語は音声と意味を結びつけ、文脈で迷った語は例文全体を読み、混同した語は違いを短く比較する方が記憶に残ります。
リーディングは精読と速度練習を分ける
リーディング問題を毎回じっくり訳していると、正確さは伸びても時間内に処理する感覚が育ちにくいことがあります。私は、初回は制限時間を意識して解き、復習時だけ文構造を丁寧に確認する二段階が合っています。
復習では、知らない単語をすべて調べる必要はありません。設問の答えに関係する語、文章の流れを変える接続表現、主語と動詞を見失わせた部分を優先します。英文を読む目的は、すべてを日本語にすることではなく、必要な情報を正確に探すことだからです。
経験者ほど「全部やる」使い方を避ける
問題数が多い教材では、最初から全分野を均等に進めるより、直近の模試や学習記録から弱点を決めた方が効率的です。文法で失点が多い人がリスニングだけを大量に解いても、苦手の解消には直結しません。逆に、文法の知識はあるのに音声で処理できない人なら、解説を読む時間を短くして音声復習を増やすべきです。
このアプリは、紙の問題集のように机の上へ広げて全体を見渡す使い方には向きません。どの問題をいつ復習したかを自分で管理したい人は、簡単なメモや学習記録を併用するとよいでしょう。アプリだけで学習計画まで自動化できると期待すると、物足りなさを感じる可能性があります。
他の教材と組み合わせるときの役割分担
紙の参考書は、文法の全体像を体系的に確認したいときに強いです。動画講座は、講師の説明を聞きながら理解したい人に向いています。単語専用アプリは、語彙の反復だけを高速で回したい場合に便利です。その中でこのアプリは、問題を解き、解説を読み、音声まで確認する一連の練習を一つの場所で行える点に価値があります。
つまり、これ一つですべての学習を完結させるより、役割を限定すると使いやすくなります。文法の基本が曖昧なら参考書で整理し、その後の確認テストとして使う。音声処理が弱いなら、解いた問題を再利用して聞く。単語数を一気に増やしたいなら専用教材を使い、こちらでは文中での意味を確かめる。この分け方なら、重複学習を減らせます。
対応環境と長期利用で確認したい点
対応する最低OSは8.0です。比較的古い端末で使う場合は、インストール前にOSの条件を確認しておくと安心です。現在のバージョンは1.0.83で、アプリの更新状況によって画面や操作感が変わる可能性もあります。学習記録を長く残したい人は、端末を替える前に自分の復習方法を決めておくと、環境変更で習慣が途切れにくくなります。
評価は平均4.4で、評価数は242件、レビュー数は45件あります。利用者から一定の支持を得ていることは判断材料になりますが、評価だけで自分との相性までは決まりません。スマートフォンでの細かな操作が苦手な人、長文を紙で比較しながら読みたい人、講義形式で順序立てて学びたい人には、別の教材の方が快適です。
どんな人に向き、誰には向かないか
このアプリが特に向いているのは、TOEICの問題形式に慣れたい人、移動や待ち時間を勉強に変えたい人、文法とリスニングを同じ教材で反復したい人です。英語学習を始めたばかりでも、解説を読みながら進めれば使えますが、英文の基本構造がまったく分からない場合は、先に入門教材があると負担が減ります。
一方、試験全体の時間配分を本番に近い形で練習したい人には、模試形式の教材を別に用意した方がよいでしょう。また、英会話の表現を増やしたい人向けのアプリでもありません。収録問題をTOEIC対策として使う目的がはっきりしている人ほど、良さを感じやすいタイプです。
私の結論は、毎日の反復用として選ぶ価値がある
私の印象では、「英語1560問 TOEIC®テスト文法/単語/リーディング」は、問題数の多さだけを売りにしたアプリではなく、解説と音声を使って同じ問題を再利用できる教材です。初見で解く、理由を確認する、音声を聞く、数日後に解き直すという流れを作れば、短い学習時間でも内容が残りやすくなります。
ただし、アプリを開くだけでスコアが上がるわけではありません。苦手分野を決めずに問題を流し続けると、正解数を増やす作業で終わります。私は、毎回の学習後に間違いの原因を一つだけ記録し、翌日にその原因を意識して解き直す使い方をおすすめします。これなら問題数の多さに振り回されず、学習の方向を保てます。
無料で始められ、音声付きの問題演習を手軽に試せるため、TOEIC対策の入口としては使いやすい選択肢です。紙の教材で理解を整理しながら、日々の確認と反復をこのアプリで行う組み合わせなら、弱点の発見から定着までを無理なく回せます。短時間でも毎日解いて、解説と音声まで戻る人にとって、実用性の高い一冊分の練習環境だと感じました。
反対に、講義を聞いて順番に学びたい人や、本番そっくりの模試を一つのアプリだけで完結させたい人は、別の教材を中心にした方が満足しやすいでしょう。それでも、TOEICの文法、単語、リーディング、リスニングを問題ベースで繰り返したいなら、まず無料で触れて、自分の生活の中で続けられるかを確かめる価値はあります。

























